聖ミヒャエリス教会(読み)せいミヒャエリスきょうかい

世界の観光地名がわかる事典 「聖ミヒャエリス教会」の解説

せいミヒャエリスきょうかい【聖ミヒャエリス教会】

ドイツ北部の大都市ハンブルク(Hamburg)の旧市街に建つ、バロック様式の教会。旧市街の中でもひときわ高い132mの塔を持ち、453段の階段を上れば高さ82mの展望台から市街を一望できる。1641年に創建。その後1750年に落雷で建物が倒壊し、現在のバロック様式の教会は1762年に再建されたものである。1906年にも火災に遭い、修復が行われている。作曲家ブラームス(Johannes Brahms、1833~1897年)やメンデルスゾーン(Jakob Ludwig Felix Mendelssohn Bartholdy、1809~1847年)が洗礼を受けた教会として知られ、地下墓地には、ハンブルク市の音楽監督を務めたゲオルク・フィリープ・テレマンや、その後任となったバッハ(Johann Sebastian Bach、1685~1750年)の次男カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ、音楽理論家ヨハン・マッテゾンなどが葬られている。この教会では毎日正午から20分間、大中小3つのパイプオルガンを使った演奏が行われているほか、コンサートやバレエの会場としても利用されている。◇「ミッヒェル」という通称で親しまれる、ハンブルクのシンボル的存在

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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