聖牛(読み)ヒジリウシ

デジタル大辞泉 「聖牛」の意味・読み・例文・類語

ひじり‐うし【聖牛】

河川に設置される水制用具の一。多く丸太で三角すいを横に倒したような構造物をつくり、いくつかの蛇籠じゃかごをのせたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「聖牛」の意味・読み・例文・類語

ひじり‐うし【聖牛】

  1. 〘 名詞 〙 堤防具の一種雑木を結んで棟木(むなぎ)のようにし、その間に柵(さく)を作り、蛇籠(じゃかご)を何本も並べたもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の聖牛の言及

【牛類】より

…基本的には,杭状の部材を三角錐あるいは方錐体状に組んだもので,その形があたかも2本の角をもっているように見えることからこの名がある。牛枠,聖牛(せいぎゆう)(ひじりうしとも),猪子(いのこ)など多数の種類がある(図)。河床が砂利や石などから成り,杭などを打ち込むことがむずかしい扇状地河川に主として設置され,流されるのを防ぐため,竹や鉄線で細長く編んだ籠に石をつめたもの(蛇籠という)などを重石として用いる。…

【牛類】より

…基本的には,杭状の部材を三角錐あるいは方錐体状に組んだもので,その形があたかも2本の角をもっているように見えることからこの名がある。牛枠,聖牛(せいぎゆう)(ひじりうしとも),猪子(いのこ)など多数の種類がある(図)。河床が砂利や石などから成り,杭などを打ち込むことがむずかしい扇状地河川に主として設置され,流されるのを防ぐため,竹や鉄線で細長く編んだ籠に石をつめたもの(蛇籠という)などを重石として用いる。…

※「聖牛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android