聖紫花(読み)せいしか

精選版 日本国語大辞典 「聖紫花」の意味・読み・例文・類語

せい‐しか‥シクヮ【聖紫花】

  1. 〘 名詞 〙 ツツジ科の常緑低木ないし小高木。沖縄の石垣島、西表島、台湾の林の中に生える。枝は無毛で先端に数枚の葉を輪生状につける。葉は長さ一~一・五センチメートルの柄があり、葉身は長さ七~一〇センチメートルの長楕円形で両端が尖り、やや厚く、両面無毛で上面には少し光沢がある。三~五月、枝先に一~四個の花をつけ、横向きに開く。花冠は径六~七センチメートルのごく淡い紅紫色の漏斗状鐘形で深く五裂し、上裂片の内面には褐色斑点がある。雄しべは一〇本で長さ不同、雌しべは一本で、いずれも先は上向きに曲がる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「聖紫花」の解説

聖紫花 (セイシカ)

学名Rhododendron leiopodium
植物。ツツジ科の常緑低木・小高木,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android