日本歴史地名大系 「聚遠楼跡」の解説 聚遠楼跡しゆうえんろうあと 長野県:長野市松代地区松代城下御安町聚遠楼跡[現在地名]長野市松代町御安町佐久間象山の蟄居の屋敷。象山は嘉永七年(一八五四)ペリーが再び来航した機会に吉田松陰に渡米を勧めたことから、江戸伝馬町の獄に投ぜられたが、九月松代へ蟄居を命ぜられた。藩の江戸詰家老望月主水は、象山が横浜警備に尽した労に報いて、自己の御安町下屋敷を象山に提供した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報