階下(読み)カイカ

精選版 日本国語大辞典 「階下」の意味・読み・例文・類語

かい‐か【階下】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 階段の下。きざはしのもと。⇔階上
    1. [初出の実例]「宗盛卿は大納言の右大将にて階下に着座せられたり」(出典:平家物語(13C前)一〇)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐荘公八年〕
  3. ( 「階」は位階 ) 高位にのぼる人のそば。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  4. 二階以上の建物で、下の階。また、その部屋。⇔階上
    1. [初出の実例]「ドニングデイルの声階下に聞へ」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「階下」の読み・字形・画数・意味

【階下】かいか

きざはしの下。〔後漢書党錮滂伝〕獄將(まさ)に掠考拷問)を加へんとす。~滂等皆三木(項(うなじ)・手足の械(かせ))、頭に(ふくろ)し、階下に暴(さら)さる。

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