デジタル大辞泉 「聞捨てる」の意味・読み・例文・類語 きき‐す・てる【聞(き)捨てる】 [動タ下一][文]ききす・つ[タ下二]聞いたことを意識的に心にとめないようにする。聞き流す。「妻の言葉を―・てて、三吉は出て行った」〈藤村・家〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「聞捨てる」の意味・読み・例文・類語 きき‐す・てる【聞捨】 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]ききす・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 聞いたことを心にとめないでいる。人のことばなどを無視する。聞き流す。聞き過ごす。[初出の実例]「よろづの事人のうへの給つるを、えききすてて立ち侍らざりつる程」(出典:浜松中納言物語(11C中)四)「いや、聞き掛けては夫れなりに、聞(キ)き捨(ズ)てられぬ這身(このみ)の恥」(出典:人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例