聞捨てる(読み)キキステル

デジタル大辞泉 「聞捨てる」の意味・読み・例文・類語

きき‐す・てる【聞(き)捨てる】

[動タ下一][文]ききす・つ[タ下二]聞いたことを意識的に心にとめないようにする。聞き流す。
「妻の言葉を―・てて、三吉は出て行った」〈藤村

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「聞捨てる」の意味・読み・例文・類語

きき‐す・てる【聞捨】

  1. 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ききす・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 聞いたことを心にとめないでいる。人のことばなどを無視する。聞き流す。聞き過ごす。
    1. [初出の実例]「よろづの事人のうへの給つるを、えききすてて立ち侍らざりつる程」(出典:浜松中納言物語(11C中)四)
    2. 「いや、聞き掛けては夫れなりに、聞(キ)き捨(ズ)てられぬ這身(このみ)の恥」(出典人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む