聴覚検査(読み)ちょうかくけんさ(その他表記)hearing test

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「聴覚検査」の意味・わかりやすい解説

聴覚検査
ちょうかくけんさ
hearing test

聴力検査ともいう。聴覚健否,異常の度合いを検査,測定する方法。気導 (空気伝導) 聴覚検査と骨導 (音が頭蓋骨を通して内耳に伝わること) 聴覚検査がある。病変,異常の部位程度性質,または予後判定や治療法の選択にも役立つ。オージオメータを用いて行う純音 (1つの周波数だけを含む音) 聴力検査のほか,語音明瞭度をはかる言語聴力検査がある。さらに,両耳聴の検査や,聞えているかどうかを動作または生物電気反応により他覚的に判定する方法 (他覚的聴力検査) も発達しつつある。

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世界大百科事典(旧版)内の聴覚検査の言及

【聴力検査】より

…聴覚検査ともいい,〈きこえ〉の能力を測定する検査をいう。耳の遠い人について,難聴の程度と性質を測定することにより社会生活上における適応能力をはかり,また難聴の原因を診断する目的をもって行われるが,今日,きわめて重要な検査となっている。…

※「聴覚検査」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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