肝が菜種になる(読み)きもがなたねになる

精選版 日本国語大辞典 「肝が菜種になる」の意味・読み・例文・類語

きも【肝】 が 菜種(なたね)になる

  1. ( 肝が、油を搾る菜種粒のようにつぶれる意。一説、菜種粒のように小さくなる意とも ) 非常に驚くたとえにいう。肝が潰れる。肝を冷やす。多く「あったら肝が菜種になった」の形で用いられる。
    1. [初出の実例]「びくりして肝がなたねの油屋はそらにしられぬ雷の音」(出典:狂歌・銀葉夷歌集(1679)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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