肝文(読み)カンモン

デジタル大辞泉 「肝文」の意味・読み・例文・類語

かん‐もん【肝文】

[名・形動ナリ]
重要な文章
「不晴不晴の時、と申すが、中にも―でござる」〈虎寛狂・布施無経
大切なこと。また、そのさま。
「朝夕気をつくるが胸算用の―なり」〈浮・胸算用・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「肝文」の意味・読み・例文・類語

かん‐もん【肝文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 重要な文章や文句。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「此不晴(ふせい)不晴の時と申が中にも肝文で御座る」(出典:虎寛本狂言・布施無経(室町末‐近世初))
  3. ( 形動 ) 重要なこと。また、そのさま。肝要。
    1. [初出の実例]「夫仏道のかんもんは、第一に法便をかんやういたすなり」(出典:仮名草子・ぬれぼとけ(1671)下)

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