デジタル大辞泉
「胸算用」の意味・読み・例文・類語
むね‐ざんよう【胸算用】
[名](スル)《「むねさんよう」とも》「むなざんよう」に同じ。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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むな‐ざんよう【胸算用】
- 〘 名詞 〙 ( 「むなさんよう」とも ) 心の中で見積もりを立てること。むなざんとう。むねざんよう。むなかんじょう。むなそろばん。むなざん。むなづもり。心算。
- [初出の実例]「ゑり数や封帳を付て麻衣 胸筭用は夜の寝覚も」(出典:俳諧・西鶴大句数(1677)四)
むね‐ざんよう【胸算用】
- 〘 名詞 〙 ( 「むねさんよう」とも ) =むなざんよう(胸算用)
- [初出の実例]「のみこみし胸(ムネ)算用やせちぶまめ〈勝明〉」(出典:俳諧・口真似草(1656)四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の胸算用の言及
【暗算】より
… このように数を唱える命数法に基づいて暗算がなされるということは,20以下や100以上の数の唱え方に不規則性をもつヨーロッパ語に比べて一段と優れた漢数字を使用するうえ,〈九九のうた〉が成り立つという日本語の言語構造が,日本において他国民よりも暗算を重要視する風潮を育てたのは当然なことであった。このことは古くから胸算用などという言葉があることを見てもわかる。ただし,異常な暗算の能力をもつ奇才は洋の東西を問わず現れるが,これは独特の方法によるものである。…
※「胸算用」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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