肝肺(読み)かんぱい

精選版 日本国語大辞典 「肝肺」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぱい【肝肺】

  1. 〘 名詞 〙 肝臓肺臓。転じて、心のこと。
    1. [初出の実例]「毎首殊勝銘肝肺候」(出典実隆公記‐明応七年(1498)二月紙背・姉小路基綱書状)
    2. 「其愉快なる光線は、真に吾肝肺に写されしなり」(出典:帰省(1890)〈宮崎湖処子〉五)
    3. [その他の文献]〔荘子‐説剣〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android