肝臓機能障害を起こす植物毒(読み)かんぞうきのうしょうがいをおこすしょくぶつどく(その他表記)Plant toxins to cause liver disorder

六訂版 家庭医学大全科 の解説

肝臓機能障害を起こす植物毒
かんぞうきのうしょうがいをおこすしょくぶつどく
Plant toxins to cause liver disorder
(食中毒)

 このタイプの毒物は少ないのですが、ほかの項目のもので肝機能を障害するものは少なくありません。キク科キオン属(セネシオ)やマメ科のタヌキマメ属、ムラサキ科のヘリオトロープ属植物の葉を飲用する習慣のあるところでは、肝機能障害、肝硬変(かんこうへん)が多いことが知られていました。

 Senecio jacobaea(ヤコブボロギク)では、アルカロイドセネシオニン、セネシンがその毒性の本体です。また、フキノトウのフキノトキシンやツワブキのセンキルキンなどもこの型の毒物に入り、発がん性も指摘されています。

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

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