股を引く(読み)ももをひく

精選版 日本国語大辞典 「股を引く」の意味・読み・例文・類語

もも【股】 を=引(ひ)く[=突(つ)く]

  1. 誓約のために股に小刀で傷をつけ血を出す。特に、男色関係にある者などが相手真情を示すために行なった。腕を引く。
    1. [初出の実例]「啼よはり行やももつくきりぎりす ゆふべゆふべにおもふ若衆」(出典:俳諧・望一千句(1649)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 出典 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android