肥後物語(読み)ひごものがたり

日本歴史地名大系 「肥後物語」の解説

肥後物語
ひごものがたり

一巻 亀井南冥

成立 天明元年

解説 福岡藩の儒医であった南冥が藩政改革の念をもって九州諸藩を漫遊し、なかでも熊本藩の宝暦改革に感激し、その治政の巨細藩主黒田之治に伝えようとして記したもの。自序に「肥後政績も万機の一助となりなんと、拙き筆に書き集め、電覧に供へ侍らんとぞ願ひける」とある。藩主の死によって福岡藩で用いられなかったが、著書は諸藩の有志に珍重され、松平定信の目にとまり名君細川重賢の名を高からしめた。

活字本 熊本県公立高等学校長会編(昭和四〇年刊)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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