肩を代える(読み)かたをかえる

精選版 日本国語大辞典 「肩を代える」の意味・読み・例文・類語

かた【肩】 を 代(か)える

  1. 片方の肩でしていたのを、他方の肩でするようにかえる。一方の肩から他方の肩へ、かつぎかえる。
    1. [初出の実例]「苦しやひとり寝の、我が手枕のかたかへて」(出典:虎明本狂言・文荷(室町末‐近世初))
  2. かつぎ手を交替する。転じて、他のしていた仕事任務などを引き受ける。肩代わりする。
    1. [初出の実例]「孝行の肩替へる嫁入」(出典:雑俳・折句くら(1790))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android