肩休(読み)かたやすめ

精選版 日本国語大辞典 「肩休」の意味・読み・例文・類語

かた‐やすめ【肩休】

〘名〙
① 物をかつぐときに肩と荷物の間にはさむ蒲団のようなもの。肩当て。
※小川本願経四分律平安初期点(810頃)「若輦を担(も)たむに、肩痛くば、枕薦(カタヤスメ)を安くこと聴す」
旅人仕事をしている人が途中で少し休息すること。
※歌舞伎・G本合法衢(1810)序幕勘当受けて今の身は、往来の旅人の肩休め、その日暮しの旅小揚げ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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