精選版 日本国語大辞典 「肩廻算法」の意味・読み・例文・類語 かたまわし‐さんぽうかたまはしサンパフ【肩廻算法】 〘 名詞 〙 和船の積石数を算出するため、近世以降慣用された近似計算法。近世中期以後の荷船では、原則的に𦨞(かわら)の長さ、肩の幅、深さの三者を掛け合わせ、一〇で割る方式が使われ、これを大工間尺、大工才ともいったが、このほかにも常数を変えたり、寸法のとり方に多少相違のある方式も多い。肩石算法(かたごくさんぽう)。廻船算法。肩改め算法。肩積り。かたまわし。[初出の実例]「自他国商売船運上銀、肩廻算法を以申付候」(出典:薩摩藩船方定書(18C中か)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例