育林(読み)イクリン

大辞林 第三版の解説

いくりん【育林】

木材生産・治山・防風・景観維持などを目的として森林を育てること。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

育林
いくりん

有用な樹種の苗木を植え付けたり、切り株からの萌芽(ほうが/ぼうが)や、自然落下した種子または人工的に播(ま)いた種子などによって林をつくり育てること。地ごしらえ、植え付け、下刈り、枝打ち、間伐(かんばつ)などの作業のいずれか、もしくはすべてを必要とする。用材の生産には短くても30~40年はかかるので、育林作業は長期的計画のもとに、林地の地力を維持したり、病虫獣害を防除することなどが重要である。造林とほとんど同義であるが、とくに保育面を強調していうときに育林とよぶ場合が多い。[蜂屋欣二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の育林の言及

【造林】より

…林を仕立て育てること。育林とほぼ同じ意味で使われることもあるが,人工造林とくに苗木の植栽を意味する場合に用いられることが多く,植栽してからの手入れ(保育)や天然更新も含めていることを強調する意味では育林を使うほうがよい。もともと森林がなかった場所や,森林が切られてからかなりの年月がたった場所に林を仕立てる場合afforestationと,森林を伐採したあとにすぐ次の林を仕立てる場合reforestationとあり,後者は更新とよぶのが普通であるが,更新を造林と同義に用いる場合もある。…

※「育林」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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