肺尖カタル(読み)ハイセンカタル

デジタル大辞泉 「肺尖カタル」の意味・読み・例文・類語

はいせん‐カタル【肺×尖カタル】

肺尖部の結核性病変。肺結核の初期症状。また、肺結核が治りにくかった時代には、ぼかしていうのにも使われた。

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「肺尖カタル」の意味・読み・例文・類語

はいせん‐カタル【肺尖カタル】

  1. 〘 名詞 〙 ( カタルは[ドイツ語] Katarrh )
  2. 肺尖部分の炎症。肺結核の初期症状に似るがX線検査で病的陰影は認められない。
  3. 肺尖部の結核性病変。肺結核の初期症状。〔新しき用語の泉(1921)〕

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百科事典マイペディア 「肺尖カタル」の意味・わかりやすい解説

肺尖カタル【はいせんカタル】

肺尖部の結核性炎症。かつて肺結核が肺尖部より始まるとされていたが,現在この説は認められていない。

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