肺肝を砕く(読み)ハイカンヲクダク

デジタル大辞泉 「肺肝を砕く」の意味・読み・例文・類語

肺肝はいかんくだ・く

杜甫「垂老別」から》非常に苦心する。心を砕く。「事態収拾に―・く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「肺肝を砕く」の意味・読み・例文・類語

はいかん【肺肝】 を=砕(くだ)く[=苦(くる)しむ]

心力のあるかぎりを尽くして考える。心を尽くす。非常に苦心する。肝胆を砕く。
平治(1220頃か)下「范蠡ききて、肺肝をくだきけるあまりに」 〔杜甫‐垂老別詩〕

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