精選版 日本国語大辞典 「心力」の意味・読み・例文・類語 しん‐りょく【心力】 〘 名詞 〙 心の力。心の働き。精神力。しんりき。[初出の実例]「空与二浮雲一行二大虚一、心力共尽無レ所レ寄」(出典:万葉集(8C後)五・悲歎俗道仮合即離易去難留詩)「彼が為に心力(シンリョク)を竭すに到らで、事速には成べからず」(出典:読本・椿説弓張月(1807‐11)続)[その他の文献]〔書経‐大禹謨〕 しん‐りき【心力】 〘 名詞 〙 =しんりょく(心力)[初出の実例]「このもろもろの世界は、無量無辺にして、算数のしるところにあらず。また、心力(シンリキ)(〈注〉ココロチカラ)のおよぶところにあらず」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)六) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「心力」の読み・字形・画数・意味 【心力】しんりよく 努力する。〔孟子、梁恵王上〕木に(よ)りて魚を求むるは、魚を得ずと雖も、後の災ひ無し。(かくのごと)き爲すを以て、き欲するを求むるは、心力を盡して之れを爲し、後必ず災ひらん。字通「心」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報