山川 世界史小辞典 改訂新版 「背後の一撃説」の解説
背後の一撃説(はいごのいちげきせつ)
Dolchstoßlegende[ドイツ],‘Stab in the Back’ legend[英]
「匕首(あいくち)伝説」とも訳す。ドイツが第一次世界大戦で敗れたのは軍事的・経済的理由からではなく銃後の裏切りによるのだという説。敗戦後右翼政党やナチ党はこの説を大いに宣伝して民主主義的・社会主義的な勢力に激しい攻撃を加え,ドイツ軍国主義の復活強化に努めた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報