背美(読み)せび

精選版 日本国語大辞典 「背美」の意味・読み・例文・類語

せび【背美・世美】

  1. 〘 名詞 〙せみくじら(背美鯨)
    1. [初出の実例]「鯨〈略〉世美(セビ)座頭小鯨、長須(なかす)、鰯(いわし)、真甲。就中以世美上品」(出典本朝食鑑(1697)九)

せみ【背美・世美】

  1. 〘 名詞 〙 「せび(背美)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「そのたけ三十三尋(ひろ)二尺六寸、千味(セミ)といへる大鯨」(出典:浮世草子日本永代蔵(1688)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android