ころ‐ざめ【胡盧鮫】
- 〘 名詞 〙
- ① カスザメ科の海産魚。全長約二メートルに達する。体形は、胸びれが左右に広がり、サメとエイの中間形。体色は背部が青褐色で、黒点と白点が散在する。腹部は白い。カスザメと混同されるが、カスザメに比べて胸びれが丸みを帯び、背中線上に棘がない点で区別できる。東北地方以南、台湾までの水深一〇〇~三〇〇メートルの砂泥底に多い。肉はかまぼこの材料、皮は研磨用のやすりにされる。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
- ② 魚「かすざめ(糟鮫)」の異名。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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