能仁(読み)ノウニン(その他表記)Śākya

デジタル大辞泉 「能仁」の意味・読み・例文・類語

のうにん【能仁/能忍】

能仁寂黙」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「能仁」の意味・読み・例文・類語

のうにん【能仁・能忍】

  1. ( 「のうにんじゃくもく(能仁寂黙)」の略 ) 釈迦のこと。
    1. [初出の実例]「釈迦能仁坐於双林、無泥洹之苦」(出典万葉集(8C後)五・七九四右詩・序文)
    2. [その他の文献]〔正法華紀‐善権品〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「能仁」の意味・わかりやすい解説

能仁
のうにん
Śākya

能忍とも書かれ釈尊を意味する。能仁寂黙 (じゃくもく) とは,サンスクリット語 Śākyamuniの訳語で,聖者を意味する muniを mauna (沈黙の意) と結びつけた,いわば通俗語源解釈に立つ訳語で同じく釈尊をさす。

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