日本歴史地名大系 「能家村」の解説 能家村のうげむら 滋賀県:高島郡朽木村能家村[現在地名]朽木村能家北(きた)川上流にあり、下流は雲洞谷(うとうだに)村。上流からクス谷(だに)・懸原(かけはら)・中牧(なかまき)・向所(むかいじよ)の集落が散在する。能家村・小入谷(おにゆうだに)村・生杉(おいすぎ)村・庄屋(しようや)村・中牧(なかまき)村・小林(こばやし)村・古屋(ふるや)村・桑原(くわばら)村の八村は中世針畑(はりはた)庄に属した。当村内に公文(くもん)の地名があり、針畑庄との関連が注目される。観応三年(一三五二)一〇月一八日の福田村田地目録案(朽木文書)に「能家下名」がみえる。寛正三年(一四六二)三月一八日の浄薫田地売券(同文書)に「針畑村内能家村」とあり、同年四月一三日の針畑公文某田地売券(同文書)では「能家公文名」が朽木氏に売渡されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by