脚下照顧(読み)キャッカショウコ

デジタル大辞泉 「脚下照顧」の意味・読み・例文・類語

きゃっか‐しょうこ〔キヤクカセウコ〕【脚下照顧】

禅家で、足もとに気をつけよの意。自己反省、または日常生活の直視を促す語。

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精選版 日本国語大辞典 「脚下照顧」の意味・読み・例文・類語

きゃっか‐しょうこ キャクカセウコ【脚下照顧】

〘名〙 禅宗で、足元に気をつけよ、の意。自己反省、日常生活の直視をうながす語。〔大川普済禅師語録〕

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四字熟語を知る辞典 「脚下照顧」の解説

脚下照顧

禅宗で、足元に気をつけよ、の意。自己反省、日常生活の直視をうながす語。

[使用例] 夜、浴場下駄をとりかえられた、どちらも焼杉客用)だったが、私の方がよかった、宿に対して気の毒なので、穿き減らされた下駄の焼印を辿って、その宿屋へ行ってとりかえしてきた、ちと足元に気をつけなさいと皮肉一口投げつけておいて、――まことに脚下照顧はむつかしい(此句は足元御用心とでも訳すべきだろう)[種田山頭火*行乞記|1931]

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