直視(読み)チョクシ

デジタル大辞泉 「直視」の意味・読み・例文・類語

ちょく‐し【直視】

[名](スル)
目をそらさないで、まっすぐに見つめること。「相手の目を直視する」
事実を正しくはっきりと見ること。「現実を直視する」
[類語]正視注目注視刮目目配り凝視熟視目撃着目着眼見る眺める見遣みや見詰める見入る見据えるにらむ目に留まる目を留める目を配る目を注ぐ目を凝らす目を付ける目を向ける目を呉れる視線を注ぐ目を遣る目にするまじまじじっとじろじろじろりきょろりぎょろりきょときょときょろきょろぎょろぎょろしげしげつくづくはたはった明視がん熟覧細見嘱目瞠若どうじゃく瞠目どうもくめつすがめつの目たかの目のみ取りまなこ視一視目する見張る見澄ます虎視虎視眈眈たんたん目を据える瞳を凝らす瞳を据える目を奪われる目を輝かす目を光らす目を転ずる目が行く目を皿にする

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精選版 日本国語大辞典 「直視」の意味・読み・例文・類語

ちょく‐し【直視】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 対象の方にまっすぐ向いて、目をそらさないで見つめること。
    1. [初出の実例]「目は直視したるままにて傍の人をも見知らず」(出典:舞姫(1890)〈森鴎外〉)
    2. [その他の文献]〔晉書‐阮籍伝〕
  3. 物事の真実を正しく見つめること。ごまかしたり加減したりしないで、まともに見ること。
    1. [初出の実例]「人は容易に『死』其者を直視(チョクシ)することが出来ない」(出典:死(1898)〈国木田独歩〉六)

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普及版 字通 「直視」の読み・字形・画数・意味

【直視】ちよくし

正視。〔文選古詩十九首十四郭門を出でて直すれば 但だ丘ととを見るのみ 古は犁(す)かれて田と爲り 柏は摧(くだ)かれてと爲る 白楊悲風多し として人を愁

字通「直」の項目を見る

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