脱捨てる(読み)ヌギステル

デジタル大辞泉 「脱捨てる」の意味・読み・例文・類語

ぬぎ‐す・てる【脱(ぎ)捨てる】

[動タ下一][文]ぬぎす・つ[タ下二]
衣服履物などを脱いでそのままにしておく。「コートを―・てる」
古い考え方習慣などを捨て去る。「旧弊を―・てる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「脱捨てる」の意味・読み・例文・類語

ぬぎ‐す・てる【脱捨】

  1. 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ぬぎす・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 身につけていたものを脱いで捨てる。脱いでそのままにする。
    1. [初出の実例]「今はとてをしきながらも藤衣ぬぎすててけることのわびしさ」(出典:兼輔集(933頃))
    2. 「我れ物に拘ることなくして、官爵をも、屣(わらぐつ)をぬきすつるほどにも思はずして」(出典四河入海(17C前)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android