旧弊(読み)キュウヘイ

デジタル大辞泉 「旧弊」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「旧弊」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐へいキウ‥【旧弊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古くからある弊害。昔からの悪い思想や制度、習慣など。
    1. [初出の実例]「一更旧弊、巨闢正塗、擢用直者」(出典空華集(1359‐68頃)一四・上中巖和尚書)
    2. 「天下に大赦せられ、旧弊改むるべき漸をなさるべき歟」(出典:随筆・折たく柴の記(1716頃)中)
  3. ( 形動 ) 古くさいこと。言動や性質などが、古くからの習慣や思想にとらわれているさま。また、その言動や性質。
    1. [初出の実例]「在国蹤雖旧弊、陛下豈忘遺舄於暫時」(出典:朝野群載‐九・長保元年(999)六月二四日・藤原在国参議申文)
    2. 「旧弊なやつらは種痘が嫌へだの、牛肉は喰ねへのといって」(出典:怪化百物語(1875)〈高畠藍泉〉上)

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