脹れ上る(読み)ふくれあがる

精選版 日本国語大辞典 「脹れ上る」の意味・読み・例文・類語

ふくれ‐あが・る【脹上】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 大いにふくれる。外にいっぱいに張る。中が非常にいっぱいになる。ふくれかえる。
    1. [初出の実例]「鼻がふくれ上がって真赤になって」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉一〇)
  3. 数量規模などがぐっと大きくなる。
    1. [初出の実例]「会社はつぶれなくても戦争中に最大限にふくれ上った人間を背負いこんで、どうにもならなかった」(出典:日本の裏街道を行く(1957)〈大宅壮一〉長州の神々)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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