腊葉(読み)セキヨウ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「腊葉」の意味・読み・例文・類語

さく‐よう‥エフ【腊葉】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さく」は「腊(せき)」の慣用読み ) 植物を平らに押して乾燥した標本。一定の大きさの台紙にはり、研究に必要な事項を記入したラベルを付け、腊葉集などにして研究に役立てる。押し葉標本。

せき‐よう‥エフ【腊葉】

  1. 〘 名詞 〙 植物を圧搾して乾燥した標本。さくよう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の腊葉の言及

【標本】より

…岩石,鉱物,化石,貝殻などはそのまま長く保存できるが,その他のものは,生物体の全部または一部を,適当な方法で速やかに乾燥させて,保存に耐える乾燥標本に製作する。植物は水をよく吸う紙などの間にはさみ,重しを乗せて乾燥させ,腊葉(さくよう)とする。哺乳類,鳥類などの脊椎動物,大型の甲殻類などは,肉や内臓を取り去り,皮または外骨格だけを残し,その裏面に防腐剤や防虫剤を塗り,乾燥させて剝製標本に製作する。…

※「腊葉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む