腎張(読み)じんばり

精選版 日本国語大辞典 「腎張」の意味・読み・例文・類語

じん‐ばり【腎張】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「腎」は腎臓で、腎水精液)の生ずるもとと考えられていたところ )
  2. 淫欲の盛んなこと。精力旺盛なこと。また、その人。じんすけ。
    1. [初出の実例]「じんばりのおとこがむしがへし」(出典:評判記・けしずみ(1677))
  3. 欲深いこと。強欲
    1. [初出の実例]「その間に盗んだ三百両を、こんたがそれを丸呑みとは、あんまり腎張(ジンバ)り慾張り者だ」(出典:歌舞伎・浮世柄比翼稲妻(鞘当)(1823)二幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android