腐泥(読み)フデイ(その他表記)sapropel

デジタル大辞泉 「腐泥」の意味・読み・例文・類語

ふ‐でい【腐泥】

藻類などの遺骸いがいやそれが腐朽した物質を多量に含む軟泥。無酸素層をもつような水域堆積たいせきがみられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「腐泥」の意味・読み・例文・類語

ふ‐でい【腐泥】

  1. 〘 名詞 〙 海底湖底に堆積した有機物が酸素の乏しい状態で変質した、黒または黒褐色の泥。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

岩石学辞典 「腐泥」の解説

腐泥

生物遺骸が多量に堆積してできた軟泥.ゼリー状のねば土および泥で,柔らかな有機物質,主に海藻などが,海底や湖底のよどんだ嫌気性条件で形成されたもの[Potonie : 1906].ギリシャ語のsaprosは腐る,pelosは泥の意味

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android