デジタル大辞泉 「腰絡む」の意味・読み・例文・類語 こし‐から・む【腰絡む】 [動マ四]衣服を腰の辺りにからめる。「表衣うへのころもを皆―・みて」〈今昔・二八・四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「腰絡む」の意味・読み・例文・類語 こし‐から・む【腰絡】 [ 1 ] 〘 他動詞 マ行四段活用 〙 衣服を腰のあたりにからげる。[初出の実例]「この御ばくやうは、うちたたせ給ぬれば、ふたところながらはだかにこしからませ給て、よなか、あかつきまであそばす」(出典:大鏡(12C前)四)[ 2 ] 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 弱兵が、戦の邪魔になる。足手まといになる。[初出の実例]「法師の引きこしからみて、長刀を以て物を切らんとする景気を作りたり。〈略〉是れをこそ、むし物にあふてこしからむと申すは」(出典:延慶本平家(1309‐10)一本) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例