ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「腹壁ヘルニア」の意味・わかりやすい解説 腹壁ヘルニアふくへきヘルニアventral hernia 腹壁の一部が先天的または後天的に欠損したり,脆弱化し,その部分から壁側腹膜が外方に向って突出して,腹腔内の腸管などが脱出した状態をいう。部位により白線 (正中腹壁) ヘルニア,半月線 (側腹壁) ヘルニアなどがあり,腹壁の外傷,手術創などに起る腹壁 (術後) 瘢痕ヘルニアもある。治療には,突出した腹膜を外科的に除去し,欠損または脆弱化した筋肉や筋膜を補強する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by