普及版 字通 「膂(漢字)」の読み・字形・画数・意味
膂
14画
[字訓] ちから・せぼね
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(旅)(りよ)。〔説文〕七下に字を呂の篆文とし、「呂は脊骨なり」とするが、〔広雅、釈詁二〕に「力なり」、また〔釈器〕に「なり」とあり、膂力をいう。呂とは本来別義の字である。
[訓義]
1. ちから。
2. 脊、脊の肉、脊の両傍。
3. になう。
4. せぼね。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕膂 セナカノホネ
[語系]
膂・呂liaは同声。呂は脊椎の象、膂は膂力をいう。〔説文〕に同字とするが、もと用義の異なる字である。
[熟語]
膂然▶・膂任▶・膂力▶
[下接語]
胸膂・筋膂・肱膂・心膂・脊膂・背膂・髀膂・腰膂
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報