ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「臨淄遺跡」の意味・わかりやすい解説 臨淄遺跡りんしいせきLin-zi 中国山東省臨 淄県にある斉の都城址。 1940,41年に関野雄が踏査し,この地を斉都臨 淄に比定した。その後,58年になって,山東省文化局が臨 淄の調査を行い,64~66,71年にも調査が行われている。城址は南北 4km,東西 3km以上の南北に長い不整方形だが,西壁,東壁,南壁などの一部が残るほか,破壊の進んだ部分もあり,明らかでない点も多い。城の南西部には営丘城と呼ばれる東西約 1300m,南北約 1800mの小城がつく。臨 淄からは特色のある斉の半瓦当のほか,陶文のある土器,漢代の封泥などの遺物が数多く出土している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by