自動緊急ブレーキ(読み)じどうきんきゅうぶれーき(英語表記)Autonomous Emergency Braking

知恵蔵mini 「自動緊急ブレーキ」の解説

自動緊急ブレーキ

主に乗用車において、障害物や人間を検知し衝突を避けるため自動的にブレーキをかけるシステムのこと。略称は「AEB」。レーダー、カメラ、赤外線レーザーといった仕組みを用いて障害物を探知しブレーキがかかるが、事故時の責任は運転者が負う。「追突被害軽減ブレーキ(CMBS)」は2003年に「インスパイア」(ホンダ)に初めて搭載され、停止までを自動制御するAEBは10年に日本で規制が撤廃されて、ボルボスバルが搭載車を販売。以来、軽自動車に至るまで全世界に広く普及するようになった。15年9月には、米国運輸当局が、米国で販売する全ての新型車にAEBを標準装備することで自動車メーカー10社が合意したと発表した。

(2015-9-15)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android