コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ボルボ ボルボ Volvo Aktiebolaget

2件 の用語解説(ボルボの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボルボ
ボルボ
Volvo Aktiebolaget

バス,トラック,建設関連機器を製造するスウェーデンの大手メーカー。1926年ベアリングメーカーのスベンスカ・クラーゲルファブリーケン SKFの子会社として設立され,1935年独立。当初は乗用車を中心にトラック,バスを生産,その後有力企業を買収して航空機・船舶・産業用エンジン,農業・建設機械レジャー製品などの分野へも進出,傘下子会社とともにボルボグループを形成した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボルボ
ぼるぼ
AB Volvo

スウェーデンの自動車・建築機械等のメーカー。乗用車部門を担っていたボルボ・カーズVolvo Cars社が1999年にアメリカフォード社に吸収合併されたため、以後、トラック、バス、建設用機器が製造の中心となった。ボルボ社は、1926年、ガブリエルソンAssar Thorvald Nathanael Gabrielsson(1891―1962)とラルソンErik Gustaf Larson(1887―1968)が、スウェーデンのボールベアリング会社SKFの資金援助によって設立。1927年にボルボ車を297台生産し、翌年フィンランドへの輸出も開始した。1930年代に入り急成長を遂げ、第二次世界大戦中は、垂直統合を推し進めて部品の内製化に努めた。戦後、1949年には10万台の生産体制が生まれ、ボルボPV444は国民車となって、20年間で44万台が生産された。1964年には600万平方メートルの敷地にトースランダ工場を建設し、1966年から144Sの生産を開始した。また、海外にも積極的に進出し、1956年にはヨーロッパの自動車メーカーとしては初めてアメリカに組立て工場を建設した。1981年にはアメリカの大手トラックメーカー、ホワイトモーター社の主要工場を買収。さらに同年、スウェーデンのエンジニアリング・林業・金融などを含むコングロマリット、ベイヤインベストBeijerinvest ABの全株を取得して、事業の多角化に乗り出した。
 1980年代に経営悪化に陥ったが、20億ドル以上を投資して工場の近代化に取り組んだ。1990年代初めにも赤字に苦しんだが、不採算部門の売却で黒字に転じた。1998年にはカナダ工場を閉鎖する一方、1999年にスウェーデンの競合会社スカニアScania ABの株式13%を取得した(2000年に46%まで増加)。さらに、トラック分野に生産の中心を移すために、1999年3月、当時生産台数世界第16位だった乗用車部門をフォードに500億スウェーデン・クローナ(約64億5000万ドル)で売却した。なお、売却前の1998年末の乗用車売上台数は39万9700台であった。
 乗用車部門を売却後、トラック、バス、建設用機器、船舶・工業用エンジン、航空機用部品の五つの柱を中心に事業を展開してきた。2001年には、ルノーから大型トラック生産・販売の子会社を買収したが、その際、ルノーからの資本を受け入れたため、ルノーがボルボの筆頭株主となった。2006年には、日産自動車が保有していた日産ディーゼル工業(現、UDトラックス)の株式の約19%を取得して、生産販売の提携関係を強化し、さらに2007年には同社の株のTOB(株式公開買付)を行って完全子会社とした。
 2008年の売上高は3036億6700スウェーデン・クローナ、利益は100億1600万スウェーデン・クローナ。その売上げの内訳は、トラック67%、バス6%、建設用機器18%、船舶用エンジン4%、航空機用エンジン2%、金融3%である。また地域別売上げは、ヨーロッパ52%、北米16%、南米7%、アジア18%、その他7%となっている。従業員数は10万人。[湯沢 威・上川孝夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ボルボの関連キーワードノーリツトラックマン軽トラックとらっくとらっくとらっくコマツタイテックナノテックスアストロデザインアンデックス東西電工

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ボルボの関連情報