自治体間競争(読み)じちたいかんきょうそう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自治体間競争」の意味・わかりやすい解説

自治体間競争
じちたいかんきょうそう

自治体相互間に政策形成や町づくりといった政策レベルでの競争関係が成立していることをさす。従来,自治体は国のタテ割行政のもとで下請け機関,末端機関の意識が強かったが,最近,地域の政策主体としての行動が目立つ。つまりタテ思考自治体からヨコ思考自治体への変化が起き,そこで他の自治体の政策や経営,町づくり手法に関心がもたれ,相互に他を乗越えようという政策競争関係が成立した。町づくりの競争関係を都市間競争とも呼ぶ。これらの背景には戦後の首長公選制や職員の質的向上もあるが,基本的には市民主体の個性的・創造的な行政を行い,自治体が政策官庁として地域づくりの主体となるべきだという時代潮流がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む