ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「臭気強度」の意味・わかりやすい解説 臭気強度しゅうききょうどodour intensity 悪臭物質の臭いの度合い。その度合いを示す方法の一つとして,0=無臭,1=やっと感知できる臭い (検知閾値) ,2=何の臭いかわかる弱い臭い (認知閾値) ,3=楽に感知できる臭い,4=強い臭い,5=強烈な臭い,の6段階が定められている。臭気は悪臭物質の複合作用による部分も多く,専門の調香師による嗅覚試験を基礎として,この区分が設定されている。アンモニアなど 12の悪臭物質は,ガスクロマトグラフなどの器機分析による濃度規制とともに,工業専用地域,工業地域,準工業地域で臭気度 3.0,その他の地域で 2.5と臭気強度を使った濃度規制が併用されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by