至賤(読み)しせん

精選版 日本国語大辞典 「至賤」の意味・読み・例文・類語

し‐せん【至賤】

〘名〙 (形動) (「賤」は貨幣価値の少ない貝。転じて、いやしいこと)
値段が非常にやすいこと。また、そのさま。廉価(れんか)
※開物新書(1869)凡例「近日賈人これを聚めて至賤の価を以て外国へ輸出す」
身分地位が非常に低いこと。非常にいやしいこと。また、そのさま。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一三「至賤の人往々勇毅にして」

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普及版 字通 「至賤」の読み・字形・画数・意味

【至賤】しせん

最も賤しい。

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