至賤(読み)しせん

精選版 日本国語大辞典 「至賤」の意味・読み・例文・類語

し‐せん【至賤】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「賤」は貨幣価値の少ない貝。転じて、いやしいこと )
  2. 値段が非常にやすいこと。また、そのさま。廉価(れんか)
    1. [初出の実例]「近日賈人これを聚めて至賤の価を以て外国へ輸出す」(出典:開物新書(1869)凡例)
  3. 身分地位が非常に低いこと。非常にいやしいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「至賤の人往々勇毅にして」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「至賤」の読み・字形・画数・意味

【至賤】しせん

最も賤しい。

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