凡例(読み)ハンレイ

デジタル大辞泉 「凡例」の意味・読み・例文・類語

はん‐れい【凡例】

書物巻頭にあって、その編述方針使用法などを述べたもの。例言

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精選版 日本国語大辞典 「凡例」の意味・読み・例文・類語

はん‐れい【凡例】

  1. 〘 名詞 〙 ある書物、著述に関して、その編述の目的・方針・書中約束事など。また、書物のはじめにそれらを示したもの。例言。
    1. [初出の実例]「春秋には凡例があるぞ」(出典:史記抄(1477)五)
    2. [その他の文献]〔黄庭堅‐跋欧陽子伝後〕

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普及版 字通 「凡例」の読み・字形・画数・意味

【凡例】はんれい

書の概要・体例をいう。晋・杜預〔春秋左氏伝の序〕其のを發(ひら)きて以て例を言ふ。皆經國の常制垂法書のにして、仲尼孔子の名)從つて之れを脩め、以て一經の體をせり。

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とっさの日本語便利帳 「凡例」の解説

×凡例[ぼんれい]

○凡例[はんれい]
読み方は「ハンレイ」が正しい。書物の最初に、その本の編集方針や使い方などを箇条書きにしたもののことである。「凡」の音には「ボン」と「ハン」があるが、「ハン」と読む熟語はほとんどなく、よく使うのはこの「凡例」くらいである。よって、「平凡」や「凡人」の音に引きずられて「ボンレイ」と読んでしまうことがあるが、誤用

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図書館情報学用語辞典 第5版 「凡例」の解説

凡例

レファレンスブック学術書などにおいて,その図書の編集方針,利用の仕方,使用上の注意,記号略語などに関する説明を箇条書きしたもので,前付に置かれる.

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「凡例」の意味・わかりやすい解説

凡例
はんれい

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