臼庭村(読み)うすばむら

日本歴史地名大系 「臼庭村」の解説

臼庭村
うすばむら

[現在地名]北茨城市磯原いそはら町磯原

大北おおきた川下流左岸の平地に位置し、北は磯原村東端岩城相馬いわきそうま街道が通る。「新編常陸国誌」に「往昔臼場村ト合テ一村ナリ」とあり、「松岡地理志」によると、古くは「臼庭」と書き、後に「薄葉」と記したという。観応二年(一三五一)の春屋妙葩書状(正宗寺文書)には「老師去九月卅日帰寂候了(中略)然而正続・正統・雲岩入牌之事、不被載置候、此一段定忘却候者歟、仍以当庵領常州下臼庭土貢充之候」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android