日本歴史地名大系 「興光寺」の解説 興光寺こうこうじ 栃木県:下都賀郡壬生町壬生城下興光寺[現在地名]壬生町通町城下通(とおり)町にある浄土宗寺院。壬生三ヵ寺の一。深度山照泉院と号し、もと大沢(おおさわ)(現芳賀郡益子町)の円通寺末。本尊は阿弥陀如来。応永年間(一三九四―一四二八)の創建と伝え、初め隣村の福和田(ふくわだ)村に建立されたが、慶安年間(一六四八―五二)当地に移転したという(旧県史)。この移転は、慶安四年死去の三代将軍家光の遺骸を日光山へ送るに際し、その宿泊地とするため幕命により行われたという(下都賀郡誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by