日本歴史地名大系 「壬生城下」の解説
壬生城下
みぶじようか
〔成立と規模〕
寛正三年(一四六二)壬生胤業が当地に城を築いたというが(下野国誌)、城下町が整備され始めたのは壬生藩主日根野吉明時代の元和期(一六一五―二四)から寛永期(一六二四―四四)にかけてと考えられる。元和二年から三年にかけての日光東照宮造立の際には資材の輸送路として、完成後は大名・将軍の通行路として壬生通が用いられ、この間に宿の機能が整備されるとともに、城下町の町立てが行われたと考えられる。東照宮造立にあたっては当時の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報