日本歴史地名大系 「興雲寺」の解説 興雲寺こううんじ 愛媛県:周桑郡小松町赤尾村興雲寺[現在地名]小松町明穂明穂(あかほ)の南西部の西屋敷(にしやしき)の国道一一号の山手にある。金竜山と号し、曹洞宗。本尊薬師如来。「周布郡大手鏡」には「備中国洞松寺末寺 禅宗 大陽山興雲寺 本尊薬師」とある。明治初期には「周布郡明穂村地誌」によると境内は東西一七間余、南北一九間余、面積一反一畝とある。開基創建は明らかでない。「周布郡大手鏡」によると寛永元年(一六二四)的翁が、延宝五年(一六七七)茂林がそれぞれ再興したという。寺記によると古くは長勝(ちようしよう)寺といい、山号も大陽山から大吉山に変わり、のちに大陽山興雲寺から現在の金竜山興雲寺となったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by