興雲閣(読み)こううんかく

日本歴史地名大系 「興雲閣」の解説

興雲閣
こううんかく

[現在地名]松江市殿町

城山じようざん公園内の二の丸月見櫓の近く、もと御書院や上御台所のあった所にある。明治期の擬洋風建築として貴重で、県指定文化財。明治三五年(一九〇二)松江工芸品陳列所として工事に着工、翌年竣工した。明治天皇の行幸を願ってその行在所として改造され、同四〇年に皇太子(のちの大正天皇)宿舎として使用した。木造二階建・入母屋造で瓦葺、桁行二九・二一メートル、梁間一四・五メートル、東側に玄関ポーチが張出している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む