舌付き(読み)シタツキ

デジタル大辞泉 「舌付き」の意味・読み・例文・類語

した‐つき【舌付き】

[名・形動ナリ]舌がうまく回らないこと。言葉のはっきりしないこと。また、そのさま。したたらず。
「其の後、物を云ふ事、―なる人の如し」〈今昔・一六・二二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「舌付き」の意味・読み・例文・類語

した‐つき【舌付・𦧝】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 舌の動きがもたつくこと。物言いがはっきりしないこと。また、そのさま。したたらず。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「いたうすげみにたる口つき思ひやらるる声づかひの、さすがにしたつきにて打ちざれむとは猶思へり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)朝顔)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む